見た目がすげえ

カルト宗教2世がアラサーになりました。社会不適合者の回顧録。

一人っ子は往々にして失敗作である

半年程小学生の家庭教師をする機会があった。

その家族構成

→[祖父・祖母・父・長男(小6)・次男(小1)・三男(3歳)]

教えてたのは長男の小6男子だ。

兄弟のいない私にとって、この年頃の男の子の世話は初めての経験だった。

奴らはまったく宇宙人だった。

 

しかもこの長男・次男が毎度しょうもないことで喧嘩するのなんの。

でもこの喧嘩にすんごく憧れた!

 

一人っ子は親を独占できる。でも、つまりは身近な喧嘩相手が大人しかいないってことだ。

子供時代の親は絶対だ。駄々こねて対抗したって。親が正しいに決まってる。

小さな意見の対立なら、胸の奥底に仕舞い込んでしまう。大人と喧嘩して勝てるわけないんだもん。

 あぁ、兄弟いたら良かったな~…

 

それに毒親傾向の両親持つと、同じ立場で相談できる相手が欲しいって思う。全部自分で解決しないといけないプレッシャーがある。

 

一人っ子とか長女長男が受ける育児って、愛情も毒も過剰だ。

両親もね、子どもがせめて2人いれば、気持ちのぶつけどころも分散できたと思うの。子どもを実験台にしたとしても、ちょっとずつ学んでいけた。一人に集中放火しなくて済むし。

初めての子育てだったんだから。いきなり本番なんだから。

 

こんな見えない欠損を、現代多くの人が抱えている。

そうして世の一人っ子は往々にして失敗作なのだ。